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和紙について

和紙とは

伝統的な日本式の紙漉き(かみすき)手法で作られた紙のことです。 主要な材料はコウゾ(楮)、ミツマタ(三椏)、ガンピ(雁皮)であり、コウゾは繊維が長く強靭ミツマタは繊維が短く繊細、ガンピは強靭かつ繊細な最高級の材料です。

機械抄き和紙

機械抄き和紙とは、手漉き和紙に近い風合いがでるように機械で抄いた紙のことです。 木材パルプ・マニラ麻などの繊維を主原料とし、その種類は、多当紙、障子紙・書道用紙・仙貨紙などが代表ですが現在は多種多様になってきています。 また、洋紙の生産技術と和紙の伝統を融合し、極めて手漉き和紙に近い風合いができるように なっています。

長所

一番に風合いが挙げられますが、特徴であるボリュームは一般的な洋紙と比較すると20%前後の紙の厚みを出すことができます。 また、見た目や肌触りで”高級感”という付加価値を表現しています。

短所

特長である風合いが不均一な製品につなつながりやすく印刷適性や加工適性等に悪影響を 及ぼす場合があります。また、静電気や紙粉の発生が出やすく、原料である繊維の伸縮による 形状や寸法の不安定性等が挙げられます。

弊社の取り組み

昨今の印刷や加工等の二次工程では、高速化が進むことで和紙に対する顧客要望が増えてきました。 そのような状況の中で、和紙風合いの特長を保ち印刷適性として4色オフセット印刷のできる表面強度の基準値を7A前後に考えています。

さらに、トラブルの原因である静電気や紙粉の除去を目的に、独自のシーズニングという調湿設備を導入しています。それにより、紙に含まれる水分の吸排出を瞬時に一定にすることで理想である7%以上に保ち製品安定性を向上させています。

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