製紙薬品の種類
- サイズ剤
- 水分の浸透をコントロール、インクの滲み止め
- 紙力剤
- 紙の強度を上げる
- 染料・顔料
- 紙の色調をコントロール
- 薬品定着剤
- サイズ剤、紙力剤、染料などを定着させる
- 繊維分散剤
- 繊維を分散させ、地合を形成させる
- 耐油剤
- 調理用油や食品からの油脂に耐久性をもたせる
- 填料(てんりょう)
- 紙の平滑度・白色度・印刷適性などを高めるため、パルプに添加する無機顔料 (炭酸カルシウムなど)
- PVA(バインダー)
- ポリビニルアルコール (polyvinyl alcohol, PVA) は合成樹脂の一種でつなぎ剤や接着剤として使用する。
紙質の試験方法
- 繊維組成分析
- 顕微鏡により、紙に含まれている繊維の種類や形態の分析
- ステキヒトサイズ度
- 紙の表面から裏面への液体の浸透にかかる時間を測定
- ペン書きサイズ度
- 便箋用紙などでインクの滲み度合いを見る
- 表面強度
- ワックスを使用して紙の表面の剥離状態から強度を測定
- 平滑性
- 表面の凸凹度合いを気体の通過にかかる時間から分析
- 耐油性
- 油分の紙層内での浸透度合いからキット値を求める
- 透気度
- 紙層内の空気の通過に対し抵抗する時間を測定
- 白色度
- 紙の白さを数値化したもの
- 引張強度
- 引張ることで繊維間の強度を測定