抄紙方法
平網方式
1枚の回転するエンドレスのワイヤー(抄き網)を持つ方式
特長
- 和紙地合の特長である不均一な風合いを形成
- 引張り強度に縦・横方向での差が少ない
円網方式
原料槽中で円筒状の網が回転し、水位差で紙層を形成する方式。
特長
- 平網式に比べて均一な風合い(地合)を形成
- 繊維の配向比率は縦(流れ目)方向が主体になる
- 均一、高密度により洋紙よりの風合い
- 引張り強度は縦方向(流れ目)が特に強い
- 薄物抄造に適する
- 省スペースで済む
平網+円網(抄合せ)
平網・円網方式で形成された紙層を1枚に抄合せる方式。平網が上層で円網が下層の2層抄き。
特長
- 平網式に比べて均一な風合い(地合)を形成
- 均一・高密度
- 平網上で原料と共にレーヨンを流すことで模様を表現できる
円網+円網(抄合せ)
円網・円網方式で形成された紙層を1枚に抄合せる方式。
特長
- 均一・高密度
- 層を増やせば厚い紙を抄くことができる