伊予和紙物語

砥石

依頼人から、三徳包丁の砥ぎを頼まれた。

刃の状態を見てみると・・・。

刃こぼれが(大きく二箇所)・・・・・ある。

よって、荒砥ぎ→中砥ぎ→仕上げ砥ぎの

手間のかかる工程となる。

各砥石にたっぷりと水を吸わせて

荒砥ぎで刃こぼれをなくし、

中砥ぎで、かえりをとり

仕上げで刃先をととのえる。

手元にあった、きゅうりで試し~斬り。

ストン! ストン! 中々とあたりが良い。

「納得の切れ味」・・・依頼主の顔が浮ぶ。
 
 
~ 劣化するもの、手を入れる ~

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