伊予和紙物語

靴底

靴底は傷む

歩くと。

かかとの内側、外側

、、、外側。

そして、土踏まずのあたり

底が薄くなりはじめ、

穴が少しずつ広がってゆく。

毎日毎日、歩くたびに

少しずつ、少しずつ

毎日、毎日。

いっぽう、馴染む、

足に馴染んでゆく

ゆっくり、ゆっくりと。

~ ひたひた、ひたひたと歩む ~

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