伊予和紙物語

手拭い

朝、顔を洗うのに手にぶら下げて

豪快に水を浴び、拭うのである。

また、噴きでる汗をグングン吸収してくれる。

タオルとは、異なる すばやい吸水力で

乾燥力も抜群である。

たたむと、意外と小さくまとまり

ポケットの中にねじ込むことも可能である。

肩に掛けたり、首に巻くのも粋である。

数本、いろいろな絵柄を持ち合わせているが、

気に入りは、「めくじらを立てる」

を洒落たものだ。

濃紺一色に白抜きで「くじらの目」をあしらった柄である。

店主のすすめもあったが、

短気には、良い教訓である・・・。
 
 
 
~ 長い目で見る ~

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